
NHKの調査によると、吹奏楽活動を現在行っている、あるいは過去に経験のある人たちは、日本の人口の約1%、
104人に1人の割合にも上がり、スポーツ文化の如何なる分野に比べても突出しています。
これは「全日本吹奏楽連盟」「JBA日本吹奏楽指導者協会」「日本管打・吹奏楽会議」
「日本吹奏楽指導者クリニック(ジャパンバンドクリニック)」「21世紀の吹奏楽“響宴”」
このような数多くの団体・会議による努力の成果であるとともに中高等学校における教師の
直向きで情熱溢れる指導の結晶と思われます。
しかし、音楽の一分野としての吹奏楽はどうでしょう。潜在的なものも含め、数字が示しているほどに、
広く一般に受け入れられているでしょうか。
シンフォニーオーケストラ、オペラ、ミュージカル、室内楽、ジャズなどとともに鑑賞、娯楽の対象となっているでしょうか。
やはり、特殊な分野であり、コンサートホールに足を運び聴衆の一人として楽しむものではなく、
自ら演奏する、参加する対象となっているのが現実と思われます。
吹奏楽大国アメリカに目を転じた時、吹奏楽の裾野の広がりは勿論のこと、一般大衆への浸透に驚きを覚えます。
わが国の現状は、何がアメリカと違うのでしょうか。「CBDNA(全米バンド指導者協会)」では、
2年に一度、4日間の日程行われます。
その中で、11回のコンサートが開催されます。出演団体ごとに工夫されたプログラムとレパートリー、世界初演作品、
過去の名曲、アメリカ内外の作品、吹奏楽のオリジナル作品、オーケストラ曲の編曲作品もあります。
構成も多重多様に富み、見る者聞く者を飽きさせる瞬間はありません。
なぜならば、一つひとつのコンサート自体が芸術作品として完成しているからなのです。
そして吹奏楽は、なにより聴衆の心を掴んで離さない娯楽なのです。
JWECCは吹奏楽が音楽芸術として、広く聴衆の娯楽として認知されるよう、コンサートプログラムの大切さを認識し、
それに伴ったふさわしいレパートリーの開発を中心に活動します。
新しい実験的な作品のみに着目するのが目的ではありません。過去の優れた作品の再認識、邦人、海外作曲家の作品の紹介、
委嘱。オリジナル作品のみにこだわりを持つのではなく、編曲作品も重要なレパートリーと考えます。
さらに、エンターテイメント性の強い作品も取り上げていきます。
そして、講師は、無償で参加し、受講生の会費・参加費で運営されます。中高生も聴講費を払い自由に参加できます。
JWECCでは会員全員が講師となり受講生となることで一人ひとりの音楽性を磨き、
演奏技術の向上をはかり幅広い吹奏楽の知識を得ることができるのです。
JWECC代表 仲田 守